かぜくる瓦版

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MacのCPUもiPhoneと同じARMベースになる可能性が発見される

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以前MacBook Airに今後ARMプロセッサが搭載されるというウワサがありましたが、MacのOSであるmacOS Sierraにその可能性を示唆する情報がみつかました。

AppleのmacOS Sierraのカーネルの資料にARMの文字

macOS Sierra code suggests Apple could replace Intel in Macs with custom ARM chips (iDownloadBlog)

Appleが公開しているmacOS Sierraのカーネル資料の中に現在のインテルCPUとは別に「ARM Hurricane」というCPUファミリーが追加されています。

Kernel Changes for Objective-C

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AppleがiPhoneに搭載しているCPUのコードネームは台風に関連する名称となっていて、A7では「Cyclone(サイクロン)」A8では「Typhoon(タイフーン)」、A9では「Twister(ツイスター)」、そして今回iPhone 7に搭載されたA10 Fusionは「Hurricane」となっています。

A10 Fusionチップは、MacBook Airのスコアを超える数値を叩き出したりしているので、今回のこの発見からもAppleがMacのCPUもARMプロセッサに徐々に切り替えてくる可能性は高そうです。

アプリはAppleが各プロセッサ向けに変換してくれる?

もしCPUを切り替えた場合に問題になるのが、アプリの互換性問題。

かつてマイクロソフトがARMベースのSurfaceを出した時に搭載されていたWindows RTはインテルベースのアプリが動かせず撃沈しました。

が、iDownloadBlogによると、もしARMプロセッサのMacが登場した場合、アプリ開発者は各プロセッサ向けに再コンパイルする必要はなく、Appleにはビットコードを提出して、Appleが各プロセッサに向けに変換してくれると推測しています。

As TechTastic.nl states, developers no longer submit fully compiled binaries.

Instead, intermediary bit code is submitted which Apple uses to compile the binary code for the specific CPU architecture.
Should Apple release an ARM-based Mac, developers wouldn’t need to re-submit their existing code nor would they need to add any ARM-specific code in order for their apps to run natively on ARM-based hardware.

もしMacもARMベースとなれば、インテルの開発ペースに振り回されることなく、かつiPhone同様自分たちのOS・アプリに最適化されたCPUにすることが可能になります。

そうなれば、今のMacBookの欠点であるCPU性能も向上し、さらにARMの低消費電力により、バッテリー持続時間の向上なども期待できます。

これは今後に注目ですね!